闇金とは、闇金融、ヤミ金融、ヤミ金、などと呼ばれる違法金融業者のことを言います。
闇金の定義
闇金は、大きく以下のように定義されます。
- 貸金業登録を行っていない
- 出資法に違反する高金利を取る
- 人権を無視した取り立てを行う
貸金業登録を行っていない
日本で貸金業を営む場合は、国(財務局)や都道府県(知事)に貸金業としての登録を申請し、認可を受ける必要があります。
闇金は、このような貸金業登録を行わず、不法に営業を行っています。
また、貸金業を表に出して営業している場合もありますが、これらは多くの場合、正規の貸金業者の登録番号を詐称しています。
出資法に違反する高金利を取る
闇金は、出資法に違反するトサン(10日で3割)、トゴ(10日で5割)といった超高金利を取って貸し付けをします。
出資法(出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律)では、上限金利を年利20%(貸金業者以外は年利109.5%)と定めています。
この出資法に違反する場合は、刑事罰の対象となります。
貸金業者の場合は、10年以下の懲役もしくは3,000万円以下の罰金 またはこれを併科。
貸金業者以外の場合は、5年以下の懲役 もしくは1,000万円以下の罰金 またはこれを併科。
人権を無視した取り立てを行う
闇金は、人権を無視した取り立て(キリトリ、債権回収業務)や嫌がらせを行います。
闇金への返済が滞ると、連日連夜の執拗な取り立て、家族・友人・知人への脅迫、勤務先へ借金回収、近隣への嫌がらせなど、違法行為を行います。
果ては、取立てにおける不退去、住居侵入、監禁、軟禁などにも発展します。
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